モスクワで1300人超拘束 市議選の不正疑惑に抗議
野党支持者ら3500人以上、集会めぐり衝突

2019/7/28 9:41
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モスクワ市議選の不正疑惑に抗議する野党支持者らと衝突する治安当局=ロイター

モスクワ市議選の不正疑惑に抗議する野党支持者らと衝突する治安当局=ロイター

【モスクワ=共同】9月のモスクワ市議選に出馬予定だった独立系候補が出馬を阻まれた疑惑を巡り、野党支持者ら3500人以上が27日、モスクワ市役所前で抗議集会を開こうとして治安当局と衝突した。警官隊は当局が許可していないとして市役所周辺から市民を排除し、1300人以上(野党系サイト)を拘束した。

独立系候補はプーチン政権に批判的な立場。立候補登録に必要な有権者の署名が実際は有効だったにもかかわらず、モスクワ市選管に「無効」と判断された疑惑が強まっており、20日にも数万人規模の抗議集会が行われたばかり。

27日は市役所周辺の歩道が封鎖されて通行不能となり、抗議する市民らは「通らせろ」などと訴えた。治安当局は特殊部隊も動員し群衆を立ち退かせる一方で、警棒も振り上げ次々に拘束した。

抗議する市民と対峙する特殊部隊の隊列にロシア憲法を掲げ、「集会の自由」を定めた条文を読み続けた女性オリガ・ミシクさん(17)は「昨日は集会を呼び掛ける紙を配っただけで一時拘束された。私たちには武器もない。法に違反しているのは治安当局の方だ」と憤った。

モスクワ市選管は57人の立候補を認めなかった。そのうち15人について検察当局は違法集会を組織した疑いがあるとして調べている。

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