香港の人民解放軍「防衛責任果たしてきた」中国外務省
香港デモをけん制

2019/7/26 18:01
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【北京=羽田野主】中国外務省の華春瑩報道局長は26日の記者会見で、香港の「逃亡犯条例」改正案を巡る抗議活動に関連し「香港に駐留する中国人民解放軍の部隊は法律を厳しく守り、忠実に防衛責任を果たしてきた」と発言した。解放軍を巡る直接の質問は出なかったがあえて言及することで香港のデモ行為をけん制する狙いがある。

中国外務省の華春瑩報道局長(7月23日、北京)=共同

中国国防省の呉謙報道官も24日の記者会見で香港政府の要請があれば中国人民解放軍の現地部隊の出動が可能だとの立場を強調した。

人民解放軍の香港駐留部隊に関する規定には「社会の治安維持」などのために香港政府の要請で出動できるとの条文がある。

人民解放軍は1997年の香港返還に伴って香港に進駐した。合計の兵力は約6千人とされる。隣接する広東省広州に拠点を置く部隊に実質的に付属しているとみられる。

逃亡犯条例改正案を巡っては、香港政府トップの林鄭月娥行政長官は改正手続きを再開しないと約束したが、デモ隊は7月に入っても立法会(議会)を占拠するなど行動をエスカレートさせた。

21日には中国政府の出先機関「中央政府駐香港連絡弁公室」の前に約1千人の若者が集まって建物に卵を投げつけ、中国の国章に黒い液体をかける事態となった。

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