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キーエンス9年ぶり最終減益 4~6月、センサー低迷

関西
2019/7/26 20:30
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大阪市内にあるキーエンス本社

大阪市内にあるキーエンス本社

キーエンスが26日発表した2019年4~6月期の連結決算は純利益が前年同期比17%減の464億円だった。4~6月期としては9年ぶりに最終減益に転じた。ファクトリーオートメーション(FA)機器に使うセンサーや研究開発に使う計測器などの販売が落ち込んだ。高収益で知られるキーエンスにも米中の貿易摩擦の影響がおよんできた。

売上高は6%減の1346億円。このうち海外売上高は前年同期に比べて8%減った。地域別の売上高では「北中南米」が前年同期比15%減と大きく落ち込んだ。次いで「アジア(中国を含む)」が6%減、「ヨーロッパその他」が2%減と全地域でそれぞれ減った。「国内」も3%減だった。

営業利益は15%減の662億円だった。中国などで顧客である製造業の生産活動が弱まり、設備投資を見合わせる動きが目立った。このため工場の自動化に不可欠なFAセンサーの販売が低調だった。FA以外の商材では小売店や物流業界向けのバーコードリーダーなどPOS(販売時点情報管理)製品が好調だったが、FAセンサーの販売減を補いきれなかった。

決算前日時点の市場予想平均(QUICKコンセンサス)は4~6月期の売上高が3%増の1481億円、営業利益は1%増の787億円。決算ではいずれも市場の予想を下回った。

キーエンスは4~6月期として9年ぶりに減益に転じたことについて「ゴールデンウイーク明けから米中貿易摩擦が加速し、顧客が設備投資を手控える動きが強まった」(広報担当)と説明する。20年3月期の業績予想は公表していない。今後については「先行きが読みにくいが、現状より市況がさらに悪くなり続けるとは考えていない」(同)という。

同社はFA用センサーの大手。生産の大半を外部に委託するファブレス企業で、19年3月期決算は売上高の5870億円に対し営業利益は3178億円と利益率が5割を超える。株式時価総額は7兆9000億円と26日時点で日本企業の5位。

高収益を背景に株価は昨年末比で17%上昇と同じ期間の日経平均株価(8%上昇)を上回ってきた。減益決算を受け、週明けの株式市場の反応が注目される。

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