日本ビールの発注中断、韓国スーパー大手2社
不買運動で在庫増 割引販売に反発も

2019/7/26 16:38
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【ソウル=山田健一】韓国スーパー大手のロッテショッピングとイーマートが、日本のビールの発注を一時的に中断したことが26日、分かった。日本政府による輸出規制拡大を受けて韓国で不買運動が始まった影響で、店舗の在庫が増えたためだ。日本のビール大手の韓国への出荷計画に影響が出る可能性もある。

大手スーパーは日本のビールの販売を続けているが…(韓国ロッテショッピングが運営するソウルの店舗)

韓国スーパー2社の関係者が、キリンビールやアサヒビールなど日本の6社のビールについて、それぞれ26日までに発注を中断したと明らかにした。イーマートによると、今月1日から22日までの日本ビールの販売は6月の同じ期間と比べて約3割減ったという。

販売減に伴い在庫がだぶついており、イーマートは「発注システムの在庫規定に従って発注を一時中止した」と説明した。ロッテも同様の理由で「発注が止まっている」としている。

イーマートは一部店舗で、在庫を減らす目的で日本ビールの半額割引キャンペーンを実施した。だが、消費者から「日本側に立った行為」などと反発を受けたために中断。店側が「不適切な行為だった」と釈明に追われるなど、日本ビールの扱いに苦慮している。

ビールは比較的単価が安く、反日感情を抱く消費者が不買運動の対象にしやすいとの見方がある。韓国は大手スーパーが現時点で日本製品の不買運動と距離を置く一方、中小のコンビニエンスストアやスーパーでは日本製品を撤去する動きが出ている。

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