時短営業、半数が「検討したい」 ファミマ加盟店

ファミリーマートは26日、6月に実施した全国のフランチャイズチェーン(FC)加盟店向けアンケートで、約半数の店舗が営業時間の短縮(時短営業)を「検討したい」と回答したと発表した。6月以降、一部の地域で行っていた時短営業の実験地域を全国に広げ、最大700店規模で実施するという。
アンケートは6月7~21日、FC加盟店約1万5千店を対象に行い、回答率は98.1%だった。回答した1万4572店中、時短営業を「検討したい」と答えた店舗は7039店(48.3%)だった。「検討しない」(7106店、48.8%)と拮抗する形となった。
時短営業を検討したい理由を尋ねたところ、「深夜帯の客数が少なく収支改善可能」と答えたのが47.6%。「人手不足」が46.4%だった。検討しない理由は、「売り上げに対する悪影響があるため」が46.6%で最多だった。
ファミマが6月から実施している時短営業の実験では、毎日するパターンと日曜日だけの週1回のパターンを設けている。「検討する」と回答した加盟店に希望するパターンを尋ねたところ、「毎日」が73.7%を占め、「週1回」は26.3%だった。
6月から実施している時短営業の実験は、東京都や長崎県、秋田県に地域を限っており、参加店舗は24店舗(対象店舗261店のうちの参加率は9.2%)。今後、全国の店舗から申し込みを募り、10月から第2弾の実験を行う。最大700店規模で実施し、影響を調べる。