デロリアンが走った 「楽しくすてきな」リサイクル
日本環境設計・岩元美智彦会長 前編(日経STARTUP X)

2019/8/2 6:30
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SF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場する車型タイムマシン「デロリアン」が2015年、東京のお台場を走った。燃料は古着からつくったエタノール。イベントを仕掛けたのはリサイクル事業を手掛ける日本環境設計(東京・千代田)だ。動画配信サイト「Paravi(パラビ)」の日経オリジナル番組「日経STARTUP X」に出演した岩元美智彦会長は、循環型社会が実現するカギはリサイクルを「楽しむ」ことだと指摘する。同社は今、分子レベルのポリエステル再生技術を駆使し、「すてきな製品」の開発に力を注ぐ。

日本環境設計は繊維商社出身の岩元現会長とバイオエタノールの研究者だった高尾正樹現社長が07年に創業。デロリアンの走行はその技術力を世界にアピールするプロジェクトだった。現在は古着やペットボトルからペット樹脂をつくり出し、衣料やボトルに再生する事業に注力。繰り返しの再生が可能なケミカル技術には国内外のメーカーなどが熱い視線を注ぐ。17年に北九州市でポリ再生のプラントが完成した後、海洋プラスチック問題が注目を集めたことも追い風となった。

岩元美智彦(いわもと みちひこ)1964年生まれ。87年北九州市立大卒、繊維商社に入社。2007年に高尾正樹氏と日本環境設計を創業し社長に。16年に会長。

岩元美智彦(いわもと みちひこ)1964年生まれ。87年北九州市立大卒、繊維商社に入社。2007年に高尾正樹氏と日本環境設計を創業し社長に。16年に会長。

同社の目的は「回収から商品の開発・販売に至る循環型社会のハブになる」こと。その循環を持続させるキーワードは「『正しい』を『楽しい』に」だ。小売店の店頭で服を回収し、Tシャツなどに再生する「BRING」プロジェクトも軌道に乗り始めた。ポリエステル製の高機能でファッション性の高い衣料といった「すてきな商品を低コストでどんどん世の中に出していくことが大事」だと岩元会長は力説する。

(2019年7月8日収録)

全編を動画配信サイト「パラビ」で配信しています
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