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ファーウェイ小包「誤配」、中国当局が意図的と判断か

(更新)

【広州=川上尚志】中国国営の新華社通信は26日、米物流大手フェデックスが中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)の小包を米国に無断で転送する問題を5月に起こしたことについて、中国の関係当局が意図的だったと判断していると報じた。中国外務省は26日、報道の内容を認めた。フェデックスは「誤配だった」と説明している。米中貿易協議を控え、米側に圧力をかける狙いがありそうだ。

米フェデックスはファーウェイの小包を無断で米国に転送していたことについて「誤配だった」と説明していた=ロイター

フェデックスは5月、ファーウェイが東京から中国に送った2つの小包を米国に無断で転送した。米政府による輸出規制措置に対応するため内部手順を変更した結果、誤って転送したという。ただ中国国内では「米当局の意向を受けて転送されたのではないか」との見方があり、関係当局がフェデックスの配送体制などの調査を進めていた。

新華社によると、当局の調査の結果、ファーウェイに関わりがある海外から中国へ送られた100件以上の荷物が、実際には届かず滞留している疑いがあるという。これ以外にも法律に違反している事例の手掛かりがあるとしている。

中国外務省の華春瑩報道局長は26日の記者会見で報道の内容を認め、「関係部門が引き続き調査を進める。(フェデックスに対する処罰は)調査の結果次第だ」と述べた。

一方、フェデックスは26日、「中国当局の調査に引き続き協力する」との声明を発表した。小包の無断転送については「米商務省などの指示が不明瞭で我々の業務が複雑になるなかで発生した」と弁解し、「結果として顧客に混乱や損害を与えたことを謝罪する」とした。

米商務省は5月、安全保障や外交政策上の懸念があるとして、ファーウェイに対する事実上の輸出禁止措置を発動した。フェデックスは6月、米政府の輸出規制により、自社の物流網を経由する多数の貨物を毎日監視するという「理不尽な負担」を強いられていると米政府を提訴している。

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