米、ベネズエラ大統領の義理の息子らに経済制裁

2019/7/26 10:34
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【サンパウロ=外山尚之】米財務省は25日、大規模な汚職に関わっていたとして、ベネズエラのマドゥロ大統領の義理の息子ら政権関係者に対する経済制裁を発動した。食料配給プログラムなどを通じて私腹を肥やしていたと非難している。マドゥロ政権の権力の源泉である食料配給にメスを入れることで、政権打倒につなげる狙いだ。

マドゥロ大統領はCLAPと呼ばれる食料配給システムを通じて国民をコントロールする(5月、カラカス)=ロイター

ムニューシン米財務長官は声明で、マドゥロ政権の関係者がCLAPと呼ばれる食料配給プログラムを通じ、不正に利益を得ていたと指摘した。メキシコから食料を輸入する際、香港に本社を置く企業を通じてキックバックを得ていたという。

食料配給はベネズエラの左派政権の看板政策だが、マドゥロ政権は近年、与党支持者にのみ食料を配給するなど、CLAPを権力維持のために使っていた。今回、裏金作りにも活用されていたことが明らかになった。

マドゥロ氏の義理の息子を含む複数名の関係者や汚職スキームに関与する企業を制裁対象として、米国内の資産を凍結するほか、米国企業との取引を禁じる。

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