Tモバイル、決算会見を延期 合併手続きに時間も

2019/7/26 7:21
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米携帯3位TモバイルUSの店舗=ロイター

米携帯3位TモバイルUSの店舗=ロイター

【ニューヨーク=清水石珠実】米携帯電話3位のTモバイルUSが、25日に計画していた経営陣による決算会見を延期した。2019年4~6月期の決算そのものは公表したが、会見は実施しなかった。現在、同社とソフトバンクグループ傘下で米携帯4位のスプリントは、司法省から合併の承認を得るため詰めの作業を行っており、手続きに手間取っている可能性もある。

Tモバイルは当初、同日朝の決算発表を予定していたが、相場引け後の夕方に変更した。Tモバイルは延期の理由を明言せず、予定していた会見の再設定もしていない。複数のメディアは、司法省が今週中にも2社の合併を承認する見通しになったと報じていた。

同日に発表した2019年4~6月期の純利益は前年同期比2割増の9億3900万ドル(約1020億円)となった。売上高は4%増の109億7900万ドル。携帯契約件数は71万件の純増と、前年同期の純増幅だった68万6000件を上回った。1株利益は1.09ドルと市場予想の0.97ドル程度を上回ったが、売上高は市場予想の111億ドル程度を下回った。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は同日、司法省がTモバイルとスプリントの合併に反対している自治体に対し、同省がまとめた承認案に合意するように説得を試みていると報じた。2社の合併を巡っては、6月にニューヨーク州などの主要自治体が、消費者の利益に反するとして合併阻止を求め提訴している。

司法省はプリペイド事業の一部などを米衛星テレビ大手ディッシュ・ネットワークに売却することを条件に、合併を承認する方向だと報じられている。このままいくと司法省が承認した案件に、自治体が反対して法廷で争う異例の事態に発展する可能性がある。

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