IAEA理事会、次期事務局長の選出を協議

2019/7/25 23:30
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【ジュネーブ=細川倫太郎】国際原子力機関(IAEA)は25日、天野之弥事務局長の死去を受け、臨時理事会をウィーン本部で開催し、後任の選出について協議した。次期事務局長が就任するまでの代理として、天野氏を補佐してきたフェルータ首席調整官を事務局長代行に任命した。

理事会では各国が死去した天野氏への哀悼を表明した(25日、ウィーン)=AP

理事会では各国が選出プロセスについて意見を表明した。「早期の選出が必要」との意見が出た一方で、「それなりに時間をかけて選ぶべきだ」と慎重な声もあった。今後、理事会議長と理事国で立候補期間などスケジュールの調整を続ける。

IAEAの事務局長は選挙で決める。35カ国の理事国が投票し、3分の2以上の票を得れば当選する。その後、全171加盟国が参加する総会が承認し、正式に就任する。通常だと選定には1年程度かかる。

イラン核問題をはじめ、IAEAは重大な懸案を抱える。次期事務局長の選出は急務だ。総会は年1回で、最も早くて9月に予定される次回総会で決まる可能性もある。決まらない場合は次の総会を待たずに特別総会を開く公算が大きい。

天野氏は18日に死去し、理事会では黙とうをささげた。各国が天野氏への哀悼を表明し、医療や環境分野への原子力技術の応用や、組織運営の功績をたたえた。

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