香港金融管理局の総裁に余偉文氏

2019/7/25 21:09
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【香港=木原雄士】香港政府は25日、事実上の中央銀行にあたる香港金融管理局(HKMA)の陳徳霖(ノーマン・チャン)総裁が9月末に退任し、10月1日付で余偉文(エディー・ユー、54)副総裁が昇格すると発表した。任期は5年。余氏は官僚出身で1993年の設立時にHKMAに入った。さまざまなポストを歴任し、手腕に定評がある。

香港金融管理局の総裁に就任する余偉文氏=ロイター

余氏は25日の記者会見で「香港の金融と銀行の安定を維持し、国際金融センターとしての地位を強化するよう努める」と述べた。香港では「逃亡犯条例」改正案をめぐる大規模デモが続き、資本流出の可能性がささやかれる。フィンテックの推進や、米ドルとのペッグ制を採用する通貨である香港ドルの安定が課題となる。

陳氏は2009年から10年間総裁を務めた。世界的な金融危機を受けて金融システムの安定に尽力した。中国が急成長するなか、オフショア人民元の取引市場の拡大にも力を入れた。

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