2019年9月15日(日)

メタボ判定、自宅や職場で 徳島大がキットを共同開発

2019/7/26 7:12
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徳島大学病院糖尿病対策センター(徳島市)は臨床検査機器・試薬のシスメックスなどと共同で、メタボリック症候群(メタボ)となるリスクを判定する簡易検査キットを開発した。自宅や職場などで自分で採血できるのが特長。県内のフィットネスクラブと組み、運動プログラムとセットにして、企業や団体向けに9月から販売する。

シスメックスなどと共同でメタボの危険性の簡易検査キットを開発した徳島大学病院糖尿病対策センターの船木センター長(25日、徳島市内)

検査キットは自分で指先に細い針を刺して微量の血液をろ紙に採取する仕組み。それを検査機関に郵送し、「アディポネクチン」と呼ぶ血中のホルモンの値を測定することで将来、メタボになる可能性を判定する。判定基準は同センターと大塚製薬が10年以上かけて約1400人を追跡した研究成果を基にした。

アディポネクチンの血中値は血圧のように日中の時間帯によって変化することがなく、食事の影響も受けない。静脈注射による採血での検査方法はあったが、従来より約1000倍の感度で血中値を測定する技術を開発し、自分で採血する簡易キットでも正確に判定ができるようになった。

センターでは徳島県内でフィットネスクラブを展開するハッピー(徳島市)と提携し、アディポネクチン値を改善する運動プログラムを開発した。検査キットは1回7000円、筋トレを中心とした1時間程度の運動プログラムは週2回のペースで月額1万円を想定しており、セットにして9月から販売を始める。

販売対象は当面、従業員の健康増進を考える企業・団体。将来は個人への販売も検討する。すでに県内企業1社と契約したほか、徳島県上板町の主催による住民の健康指導プログラムにも採用された。同センター長の船木真理特任教授は「年間で1000人程度に利用してもらいたい」との目標を掲げている。

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