参院選当選の北海道3氏に聞く、初の国政へ意欲

2019/7/25 18:05
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新人9人が立候補した参院選北海道選挙区(21日投開票)では、自民党の高橋はるみ氏(65)と岩本剛人氏(54)、立憲民主党の勝部賢志氏(59)が当選した。いずれも初当選の3氏には25日、道選挙管理委員会から当選証書が付与された。国会への初登庁は8月1日を予定している。有権者から託された思いを国政の場でどう生かしていくか、3氏に聞いた。(塩崎健太郎)

■高橋 はるみ氏(自民、65)

経済やエネルギー分野が強みと話した(札幌市内)

経済やエネルギー分野が強みと話した(札幌市内)

82万票以上をいただけたのは4期16年務めた知事時代に道内を巡って各地域と培った信頼関係を積み重ねた結果だ。(自民党の支援が少ない)厳しい選挙戦だったが、陣営全体が引き締まって勝つぞという思いを1つにできた。全国で与党が改選過半数の議席を超えたのは、安倍晋三首相を中心とする安定的な政権運営に対する支持だ。

国政ではやることが山ほどある。まずは私自身がどの政策分野を重点的に深掘りし、発信していくのか見極めたい。伸びしろのある北海道の魅力を発信していくためにも国政の場でできることを模索する。過疎や人口減少をはじめ多くの課題がある北海道の知事をやったので、応用問題として全国の課題に取り組む。

霞が関の官僚として20年以上働いた経験も踏まえて、経済やエネルギー分野が自分の強みだ。道内経済の活性化に向けて食と観光で優位性のある資源を最大限活用するのに加え、宇宙産業や再生医療など北海道らしいものづくりも展開したい。

■勝部 賢志氏(立民、59)

労働環境の改善に意欲を見せた(札幌市内)

労働環境の改善に意欲を見せた(札幌市内)

北海道選挙区では野党で3人候補を立て、それぞれが当選までこぎつけようという戦いだった。今回は相乗効果が出なかった。3人の候補を立てるという考え方が、そもそも共闘の効果を得にくくした側面もあった。

道議会議員として経験はあるが、国会は初めての舞台なのでスタートラインに立った1年生の気持ちだ。北海道の現状や現場の声を届ける役割に徹したい。国会がない時は地域の課題を把握する活動を大事にして、地元と東京をつなぐ。

「安倍1強」の政治に民意は反映されていない。野党議員として、政府与党には厳しく対峙していく。具体的な論点としては環太平洋経済連携協定(TPP)や日米の貿易交渉、JR北海道の問題などが挙げられる。

非正規雇用の問題や最低賃金の引き上げなど労働環境の改善への思いも強い。アベノミクスで大企業は潤うが、ほとんどが中小企業の北海道は厳しいまま。法人税の優遇など地方の現状を踏まえた制度にすべきだ。

■岩本 剛人氏(自民、54)

鈴木知事との連携にも期待を示した(札幌市内)

鈴木知事との連携にも期待を示した(札幌市内)

3年前の参院選北海道選挙区では自民党が2議席を取れなかったので、期待に応えられたのは大きい。(自民党の自身への重点支援は)党の判断で、2議席確保が北海道の課題解決に向けた最重要課題との判断だろう。

2議席を取った効果として目に見えてくるのは国の2020年度予算ではないか。しっかりと国に評価してもらうのが大切で、国政では地域の声を聞いた上ではっきりと物を言っていく。道議会議員を20年経験しており、国会議員としても即戦力のつもりで臨む。

緊張感も使命感もあるが、選挙で名前を書いてもらった責任に応えなければならない。まずは鈴木直道知事と話をして、知事がやりたいことと自分がイメージしているものを共有したい。

食分野では地域の特産品が北海道内でも浸透していないので、わかりやすく発信する必要がある。20カ国・地域(G20)観光相会合(倶知安町)は観光客を増やす機会として取り組む。

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