はやぶさ2、2度目着陸の動画公開 誤差わずか60センチ

科学&新技術
2019/7/25 17:09
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」に2度目の着陸に成功した際の動画を公開した。多くの砂や小さな岩石が舞い上がる様子が映っており、砂や岩石を採取できた可能性が高い。目標地点からわずか60センチメートルずれた場所に着陸し、2月の最初の着陸の誤差1メートルを上回る高精度を実現できたという。

はやぶさ2は11日、りゅうぐうの地表に人工的につくったクレーター(くぼ地)近くへの着陸に成功した。クレーターまで約20メートルの地点を中心とする半径3.5メートルの円内への着陸を目指し、JAXAは中心から60センチ離れた場所に着陸したと推定した。

はやぶさ2の航法誘導制御を担当したJAXAの照井冬人ファンクションマネージャは25日の記者会見で「(着陸の精度は)結構いい線にいったと思う。もう少し向上する余地も残されている」と振り返った。

着陸地点にはクレーターができる際に飛び散った地中の砂や岩石が積もっており、はやぶさ2は小惑星の地中にあった物質の採取に世界で初めて成功したとみられる。

JAXAは日本の昔話にちなんで着陸地点を「うちでのこづち」と命名した。吉川真ミッションマネージャは会見で「(採取した)サンプルから様々な科学的成果が出てくることを期待したい」と語った。

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