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豊田合成、技術系1500人が図面共有 開発を効率化

豊田合成は自由な雰囲気のオフィスづくりを進める(25日、愛知県稲沢市)

豊田合成は約1500人の技術系社員を対象に、働き方改革を進める。社外にいる社員も設計図などの図面を共有できるようにすることを検討するほか、社員が交流しやすいオフィスを9月に開く。次世代技術の普及で自動車産業が変革期を迎える中、人手不足に対応するとともに、効率的な開発体制を築くことで、新規事業への経営資源の分配を増やす考えだ。

同社は25日、技術系社員の働き方改革の取り組みを北島技術センター(愛知県稲沢市)で報道関係者に公開した。1千人超の技術系社員を対象とするイベントだ。各職場でのIT(情報技術)導入の取り組みを紹介したり、開発体制の課題点と改善方法を共有したりして業務改善につなげる。

豊田合成は在宅やサテライトオフィスなど社外で勤務する社員もエアバッグなどの設計図面を共有できる仕組みの導入を検討している。社内の電子ホワイトボートに映し出した設計図上にペンで文字や図形を描くと、社外にいる社員のパソコンやタブレットなどの画面上に反映される仕組みだ。

在宅勤務制度は5月から約70人の社員を対象に試験的に始めており、今後は情報保護などセキュリティー面の課題をつめていく。子育てや介護中の社員、出張で遠隔地にいる社員と情報を共有しやすくする。

7月からはエアバッグなどを対象にコンピューター上のシミュレーションで製品設計や性能検証をして、量産までつなげる「モデルベース開発(MBD)」の導入を始めた。類似製品の設計などに活用して試作回数を減らす。これらの仕組みの導入で、従来と比べ開発効率を3割ほど高める。

9月には北島技術センターでカフェスペースやコワーキングエリアなどを取り入れるなどした開放的な環境のオフィスを開く。社員同士の交流や商談など、目的に応じて使いやすくする。開発本部の石川卓執行役員は「効率的に働いてできた時間に、新たな人との出会いをきっかけに生まれたアイデアを生かし、自動車の新時代に求められる付加価値のある商品開発に取り組んでほしい」と話す。

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