もう何もするな、と 夏井いつき

プロムナード
2019/8/1 14:00
情報元
日本経済新聞 電子版
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また転んだ。尾てい骨をこっぴどく打った。顛末(てんまつ)はこうだ。

未明、まだ眠っている夫を起こさないようにそっと抜け出す。初老の朝は、やたら早くから目が覚めてしまう。無理矢理(むりやり)目をつぶっても仕方ないので、さっさと起きて仕事を始めることにしている。いつもの中将湯(ちゅうじょうとう)を飲みながら、朝仕事。朝飯前という言葉があるが、朝飯前の仕事は案外捗(はかど)るのだ。

いつものようにお湯…

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