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空手形・清水、「金」へ呼吸法を追求

7月19~21日にウズベキスタンで行われた空手のアジア選手権個人形で女子の清水希容(ミキハウス)が連覇を果たした。海外のライバルに打ち勝ち、日本の牙城を守るため、女子の絶対エースは呼吸にまでこだわり来年の本番を見据える。

女子形の清水希容は「呼吸」までこだわり完璧な演武を目指す(写真はアジア選手権)=共同

「すごく苦しい1カ月だったけれど、挑戦できた」と大会を終え帰国した清水が息をつく。昨年の世界選手権で3連覇を阻まれ、勝ったり負けたりを繰り返すサンドラ・サンチェス(スペイン)に決勝で敗れた6月のプレミアリーグ上海大会。「審判の方の判断では技術では自分が上だったと。減点されているのが『息吹』の部分。それが敗因になっている」

かねて課題と認識してきた、演武中の呼吸音。はた目には気づかぬ吐息も、周囲の見えない敵との戦いを想定して技を打ち込む形では「相手に悟られる」と捉えられる。上海大会では0.2点の減点につながったと算段した。

上海大会以降は稽古中はおろか「起きている普段の生活から呼吸法を徹底してきた」。ただ息を止めるのでなく「技に合った適切な呼吸」が要諦だ。力強く突きや蹴りを打とうといらぬ音が出てもダメ、逆に消音を意識し過ぎると「技が詰まったり力んだり」。より技を効果的に見せるすべを手探りしてきた。

普通なら気にかけようもないものを四六時中頭から離さぬ生活はストレスも疲れもたまったと振り返り「そのぐらいしなければ直らない」と追い込んだ1カ月。アジア選手権では「思った以上にできた手応えもあった」。

サンチェスとの再戦も予想される9月のプレミアリーグ東京大会、さらに東京五輪に向け、複数種類の形の一つひとつに緻密に合わせた呼吸の使い分けを次のステージと捉える。「五輪で一番いいものを出さないといけない。そのための第一歩になった」。思い描く「シンプルで、見やすく、それでいて力強い空手の本質」を表現するため、生みの苦しみを続ける。(西堀卓司)

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