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サッカー五輪世代・三好 森保ジャパン推進力の要

Tokyo2020
2019/7/25 15:53
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東京五輪に出場する男子サッカー代表「森保ジャパン」で、ひと暴れしそうな一人がMF三好康児(横浜M)だ。今夏の南米選手権でフル代表デビュー、強豪ウルグアイ戦では2ゴールを挙げて鮮烈な印象を残した。五輪の出場資格を満たす22歳は、東京五輪の先の2022年ワールドカップ(W杯)への飛躍も胸に、「日本を代表する選手になりたい」と腕をぶす。

目指すは「日本を代表する選手」。フル代表にも恥じない力をつけ、東京五輪に挑む

目指すは「日本を代表する選手」。フル代表にも恥じない力をつけ、東京五輪に挑む

今季はJリーグでここまで17試合3得点。2位を快走するチームで攻撃の一角を担う。その同僚は三好の持ち味をこう表現する。「攻守のつなぎとして"浮く"のがうまい」。DFのマークが寄せ切れない、味方からすればパスを預けやすい隙間の場所にフッと位置をとる。飛び石で受けた三好が前を向くと、攻撃のスイッチが入る。

捕捉から逃れるようなポジショニングは、選手として育った川崎から札幌、横浜Mと渡り歩くなかで磨き上げたセンス。「味方、相手がどこでボール奪取を狙っているかも見ながら、位置をとる」と語る三好は、攻守でいい場所に顔を出せる。

小気味よいスピードでDFを抜き去る。ただしボールを持ってまず頭に描くのは、自分がどこにいようとも「シュート」という。「相手を抜くのは(あくまで)ゴールを取るための選択の一つ。勝つにはシュートが最善の選択で、何ならパスもなくていい」。ゴール右、コースが狭かろうとも利き足と逆の右足でためらわず振り抜いたのがウルグアイ戦の先制点。直にゴールへ向かう、打つ。果敢な姿勢が森保ジャパンに推進力を加える。

フル代表の一員として参戦した南米選手権は、つわものぞろいの戦場だった。「そこでもできる、と自信がついた。ただそれより、またあの舞台で結果を残したいと思えた」。5歳のとき、2002年日韓W杯を見て心躍らせた世界の舞台。日本が当然のようにW杯に出て戦い、挑む時代に三好は青年になった。

南米選手権で鮮烈な2ゴールを挙げた三好(左)。ボールを持つと、まず頭に描くのがシュートだ=共同

南米選手権で鮮烈な2ゴールを挙げた三好(左)。ボールを持つと、まず頭に描くのがシュートだ=共同

川崎の12歳以下チームで出場した国際大会で初めて世界を体感し、南アフリカ勢に0-5と好き放題やられたときは面食らった。だが、そこから幾度と各世代の代表で日の丸を背負ってきた。今では「(世界に対する)怖さはない」と。ひるまず、挑むだけで終わらず上回るために戦う。

五輪代表の森保監督はフル代表の監督も兼ねる。2つの代表はオーバーラップしてもいる。監督は、フル代表としても恥じない水準を五輪世代に求める。東京五輪には年代別代表としてでなく、押しも押されもせぬ日本のトップ選手として出るのだ、と。三好もそれに応える気概でいる。「フル代表として戦えるだけの力を見せ、W杯につながる五輪にしたい。五輪に出られたとしても、先につながらなければ意味がない」

五輪はゴールではない。より大きな最終目標めがけて自分を高めることで、五輪のメダルにも近づける。1997年生まれを代表する三好に課せられた、向こう3年に及ぶミッションといえる。

(田原悠太郎)

東京五輪世代、アタッカー豊作
 東京五輪の男子サッカーを担う1997年以降に生まれた世代は、アタッカーが豊作だ。
 三好のほかにも堂安(フローニンゲン)、安部(バルセロナ)、久保(レアル・マドリード)など多彩。三好、堂安、久保はいずれも左利き、いわゆる2列目MFは激戦区といえる。守備陣ではフル代表にも定着しつつある冨安(ボローニャ)が頼もしい。高さに強さ、中盤もこなせる現代型のDFだ。
3大会前の北京五輪に出場した本田圭佑らの世代は、その当時にJリーグで出場機会を得る選手は多くはなかった。「東京世代」は久保など早くから海外でプレー経験を積む選手が増えている。
 ただし五輪に登録できるのは18人。年齢制限のないオーバーエージを3人活用すれば残されるのは15枠だけと狭き門だ。
 今はフル代表で軸として活躍する大迫(ブレーメン)も2012年ロンドン大会は予選で活躍しつつ、選外となった。力が一気に伸びるこの年代は入れ替わりが激しく、競争の行方は読みにくい。

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