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関西期待の2歳馬が続々 早期デビュー、注目度高く

2019/7/28 5:30
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2019年の2歳世代によるレースが始まって約2カ月。6月の阪神競馬、7月21日に終わった夏の中京競馬では、今後の活躍が期待できそうな関西馬が早速、現れた。

近年、生産や育成の技術向上により、早い時期から力を発揮する若駒が増えている。日本中央競馬会(JRA)が12年から2歳戦の開始時期を2週間早めたこともあり、従来は秋以降が多かった素質馬のデビューも前倒しされる傾向にある。

実際、19年の皐月賞(G1)を勝ったサートゥルナーリア(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)は18年6月の阪神でデビュー。19年のNHKマイルカップ(G1)を勝ったアドマイヤマーズ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)は18年夏の中京で初陣を迎えた。この時期の2歳戦への注目度は以前よりも高まっている。

今年、ここまでデビューした2歳馬で新馬戦での勝ちっぷりや血統面から、今後、最も注目を集めそうなのがラインベック(牡、栗東・友道康夫厩舎)だ。6月29日の中京での新馬戦(芝1600メートル)を勝った同馬は、母が2010年の牝馬三冠馬のアパパネ、父が05年の三冠馬ディープインパクトという血統馬である。

血統馬ラインベックもこの夏、初勝利を挙げた(中京競馬場)

血統馬ラインベックもこの夏、初勝利を挙げた(中京競馬場)

レースではスローペースの2番手から最後の直線で抜け出してきた。レースセンスが良く、完勝といえる内容だった。騎乗した福永祐一は「よく調教がされていて、スタートも速かった。安心して乗っていた」。3歳クラシック戦線では距離が延びるが「問題ないと思う」という。同馬は7月20日の中京2歳ステークス(芝1600メートル)でも1着。デビュー2連勝とこの上ない好発進を決めた。

6月1日に行われた今年最初の2歳新馬戦(阪神、芝1600メートル)を勝ったリアアメリア(牝、栗東・中内田充正厩舎)も能力が高そうだ。「わざと出遅れさせて後ろからの競馬を練習させた」と騎乗した川田将雅が語ったレースでは、最後の直線で馬なりのまま抜け出し、2着に8馬身差をつける圧勝。相手に恵まれた印象はあったものの、強い内容の競馬だった。

7月13日の中京芝1600メートルの新馬戦を勝ったギルデッドミラー(牝、栗東・松永幹夫厩舎)はまだ余裕のある仕上がりにみえたが、しっかりとした末脚で差し切ってデビュー勝ち。レースを一度使われてさらに馬体は良くなりそうで、今後の期待も膨らむ。例年、素質馬が集まる宝塚記念(G1)当日(今年は6月23日)の阪神の新馬戦(芝1800メートル)を勝ったレッドベルジュール(牡、栗東・藤原英昭厩舎)などにも見どころがありそうだ。

(関根慶太郎)

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