2019年9月16日(月)

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瀬戸、自己ベストで銀メダルに「完璧」 世界水泳

2019/7/24 23:04
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長年たまっていたうっぷんを晴らすかのような、驚異の追い上げだった。150メートルを4番手で折り返すと、瀬戸は左のレーンで前をいくチャド・レクロー(南アフリカ)を射程圏にとらえた。「相手はラスト25メートルで浮く」と想定し、腕をぎゅんぎゅんと回す。ゴール近くで差しきると、待ち望んでいた1分53秒台の自己ベスト。「殻を割れたと思う。今日は完璧」

【瀬戸が男子200バタで銀 世界水泳、白井は女子200自8位】

男子200メートルバタフライで銀メダルを獲得した瀬戸=山本博文撮影

男子200メートルバタフライで銀メダルを獲得した瀬戸=山本博文撮影

6月に400メートル個人メドレーの自己ベストを更新するなど好調続きの瀬戸も、バタフライでは壁にぶつかってきた。終盤のバテ癖を恐れるあまり、記録が伸び悩んだまま。打開策として4月の日本選手権後に手をつけたのは呼吸法。腕を2度回して息を吸いこむ「2分の1呼吸」ではなく、ストロークのたびに顔を上げる「毎回呼吸」に取り組んだ。

酸素供給が倍に増えることで体に乳酸がたまりにくく、「同じラップを刻めるし、終わった時に楽」。ただ、体が立つためスピードに乗りづらいデメリットもある。6月の欧州遠征ではレースごとに使い分けた。

模索の末、決勝は「2分の1呼吸」と従来の泳法を選んだ。それでも3カ月間の試行錯誤がしっかりと肥やしになったという。「毎回呼吸の練習中にキックが自然と鍛えられていた。強く、鋭く打つということをレース中に意識できた」

世界記録を更新したミラクには及ばないが、1年後の五輪のメダルは現実味を帯びてきた。「すごく良いスタートを切れた。もっと波に乗りたい」。25歳の進化はまだまだ止まりそうにない。(堀部遥)

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