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フェイスブックに制裁5400億円 米当局、過去最大の額

個人情報管理不備で

【シリコンバレー=中西豊紀】米連邦取引委員会(FTC)は24日、個人情報の管理に著しい不備があったとして米フェイスブックに50億ドル(約5400億円)の制裁金を科すと発表した。プライバシー問題にからむ制裁金ではFTCとして過去最大の額となる。情報管理の体制整備など問題是正の取り組みについて当局として同社の監査を続けていくとしている。

フェイスブックをめぐっては2018年3月、8700万人ものユーザーデータが英コンサルティング会社のケンブリッジ・アナリティカに流出していたことが発覚した。直後からFTCが事実関係などについて調査を進めており、今回、当局として1年以上をかけての最終判断となった。

FTCによると、フェイスブックはユーザーの同意を得ないまま友人データの取得を許すなど、ずさんなプライバシー保護の体質が見つかった。ユーザーがログイン時にアップロードした電話番号を同意無く広告主と共有したことなども問題視した。

FTCは12年にフェイスブックから「ユーザーデータを共有する際には明確な通知手続きをとる」との合意を取り付けたが、一連の案件はこれに反すると判断。フェイスブックが瑕疵(かし)を認めるかわりに、50億ドルを支払うことで和解した。

このほかFTCはフェイスブックに第三者が個人情報保護の体制をチェックする「プライバシー委員会」を設けるよう命令。問題がきちんと是正に向かっているか、当局としてもチェックを続けていくとした。再び情報流出などの事件が起きればフェイスブックはより厳しい当局制裁を受ける可能性がある。

FTCは同日の声明で「フェイスブックは数十億人の利用者に個人情報の適切な管理を約束したにもかかわらず、情報共有に関する消費者の選択を妨げた」とフェイスブックを厳しく批判。フェイスブックは同日、「FTCとの合意に基づいて業務手法を抜本的に転換し、プライバシー管理に取り組む」とのコメントを発表した。

フェイスブックは2019年1~3月期の決算時点で、FTCの制裁を想定した30億ドルを引き当て済み。24日の午後に4~6月期の決算を発表する予定で、制裁の影響について改めて説明する見通しだ。

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