米司法省、スプリント・Tモバイル合併承認へ 米紙報道
通信大手2社

2019/7/24 21:49
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米司法省はスプリント・Tモバイルの合併を承認する見通しとなった=ロイター

米司法省はスプリント・Tモバイルの合併を承認する見通しとなった=ロイター

【ニューヨーク=中山修志】米司法省が、ソフトバンクグループ傘下の米携帯通信4位スプリントと、同3位TモバイルUSの合併を週内にも承認する見通しとなった。両社は条件としてプリペイド式携帯事業と周波数帯の一部を衛星テレビ大手のディッシュ・ネットワークに売却する。ソフトバンクGは経営に行き詰まりをみせていたスプリントを連結から切り離す。

米ウォール・ストリート・ジャーナルが24日報じた。司法省は合併が反トラスト法(日本の独占禁止法に相当)に抵触しないかを審査していた。同省は両社の資産売却によってディッシュが携帯事業に参入すれば、市場の適正な競争環境が保たれると判断した。

ソフトバンクGの出資比率は84%から27%に下がり、子会社から持ち分法適用会社となる。13年に買収したが、4兆円強の有利子負債を抱え苦戦していた。合併でスプリントの経営基盤を強固にし、保有株の価値が目減りするリスクも抑える。

もう一つの規制当局である米連邦通信委員会(FCC)は5月、スプリントのプリペイド事業の分離や農村部での通信網整備などを条件に合併を認める意向を示した。司法省は新たな企業が即時に参入できるよう、FCCの条件に加えて周波数帯の売却を求めていた。

合併が実現すれば契約件数は合計で1億3300万人となり、首位ベライゾン・コミュニケーションズ(1億5600万人)、2位AT&T(1億5300万人)とほぼ肩を並べる。

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