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講義英訳、自動で字幕 奈良先端大がシステム

奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市)は日本語での講義の映像に英語の字幕を自動で付け、今秋から留学生らに提供する。知能コミュニケーション研究室の中村哲教授らのグループが、AI(人工知能)技術で翻訳字幕を自動作成するシステムを開発した。英語の講義に日本語の字幕を付けることも可能といい、他大学での導入も視野に入れる。

講義映像に自動で翻訳字幕を付ける(奈良先端科学技術大学院大学提供)

簡単な会話文を音声入力して自動翻訳する仕組みはすでにあるが、講義など文の切れ目があいまいなまま続く発話に自動で翻訳字幕を付けるシステムは日本初という。言いよどみや言い直しがある上、大学で扱う内容は専門用語も頻出する。

中村教授らは音声認識と機械翻訳の処理エンジンを作成、ディープラーニング(深層学習)を用いた。音声は国立国語研究所のデータベースから約240時間分の音声資料、約50時間分の同大学の実際の講義などを、翻訳は授業のほか約200万文の科学技術関連の対訳を学習させた。

現時点で音声認識の単語正解率は8~9割程度といい、精度を高めるためデータの学習などをさらに進める。

同大学は留学生が2~3割を占め、英語で行われる講義も増えているが、日本語のみで開講される科目も残る。また主要な講義室やホールには録画システムが備えられ、「授業アーカイブ」を図書館のホームページで学内外に公開、パソコンなどで見られるようにしている。

こうした映像に自動で英語字幕を付けることで、まずは留学生の学習支援につなげたい考えだ。

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