湾岸戦争で活躍、元ロビイスト エスパー新国防長官

2019/7/24 7:51
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【ワシントン=芦塚智子】米国防長官に23日就任したマーク・エスパー氏(55)は、湾岸戦争に従軍し、議会スタッフや軍需大手レイセオンのロビイストを務めるなど軍から政界、民間にわたる豊富な経歴を持つ。マティス前国防長官の昨年末の辞任以来、異例の長期空席が続いていた国防総省のトップとして、緊張が高まるイラン情勢などへの対処にあたる。

米国防長官に就任したエスパー氏=ロイター

エスパー氏は米東部ペンシルベニア州ユニオンタウン生まれ。1986年に陸軍士官学校を卒業し、湾岸戦争では空挺(くうてい)師団の一員としてイラク軍の裏をかいて地上戦勝利に導いた「左フック作戦」に参加した。武勲を表彰する「青銅星章」などの勲章を受けている。

米メディアによると、ポンペオ国務長官は陸軍士官学校の同期で、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)ともブッシュ(子)政権時代から親しいという。政権内の対立を巡る報道が絶えない中で、国家安全保障チームの連携改善を期待する声もある。

2007年に退役後、後に国防長官となるヘーゲル上院議員(当時)の政策スタッフやブッシュ(子)政権の国防次官補代理、米議会の対中政策に大きな影響力を持つ諮問機関「米中経済安全保障再考委員会」の委員などを歴任した。

レイセオンの政府交渉担当副社長を7年間務めたこともあり、上院の指名承認公聴会では民主党議員からロビイストとしての経歴に対する批判も出た。17年11月から陸軍長官を務めていた。ジョージワシントン大学で公共政策の博士号を取得している。妻リアさんとの間に子供3人。

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