藤井七段、豊島二冠に惜敗 将棋の竜王戦決勝T

将棋の高校生プロ、藤井聡太七段(17)は23日、大阪市の関西将棋会館で指された八大タイトル戦、第32期竜王戦決勝トーナメントの4回戦で名人と王位を持つ豊島将之二冠(29)に負け、同棋戦の敗退が決まった。
強豪にあと一歩、及ばなかった藤井七段は「読みの精度で差が出てしまった。力をつけて上を目指したい」と話した。これで、年内にタイトル戦の挑戦者となる可能性があるのは王将戦のみとなった。
広瀬章人竜王(32)への挑戦者を決める決勝Tは、予選に当たるランキング戦の1組~6組の各優勝者らが出場、勝ち上がった2人が挑戦者決定3番勝負に進む。藤井七段は4組優勝を果たし、決勝Tに進出していた。〔共同〕