DV対策で府省庁会議発足へ 政府、年内に支援策
政府はドメスティックバイオレンス(DV)被害女性らへの支援拡充をめざし関係府省連絡会議を立ち上げる。被害者の一時避難施設(シェルター)向けの資金協力やハラスメント対策を検討する。25日に初会合を開き、年内に支援策を取りまとめる。
カウンセラーらによる精神面のサポートやSNS(交流サイト)を活用した相談体制の強化策を話し合う。母親へのDVと同時に子供への虐待が起きている事例があり、児童虐待対策との連携も課題に取りあげる。性犯罪の被害女性への支援策も協議する。
会議は古谷一之官房副長官補が議長を務める。内閣府や警察庁、法務、文部科学、厚生労働の各省の局長らでつくる。片山さつき女性活躍相は23日の記者会見で「社会的に孤立し生きづらさを抱える女性に対する支援を政府一体で推進する」と述べた。