キッコーマン、梅雨の影響受けづらく好感

2019/7/23 18:37
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23日の東京株式市場でキッコーマンの株価が一時、前日比110円(2%)高の5190円をつけた。アナリストが好業績などを背景に投資判断の基準を引き上げるリポートを相次ぎ出した。梅雨が続いていることで食品メーカーの夏商戦への懸念もあり、海外比率が高いキッコーマンの株に買いが入ったようだ。

終値は80円(2%)高の5160円。株価上昇の背景には、UBS証券とJPモルガン証券が今月に入って投資判断基準をそれぞれ上げたことがある。

野村証券の藤原悟史氏は「キッコーマンの海外の営業利益が大きいことも株価押し上げにつながった」と指摘する。同社の連結全体に占める海外の営業利益の割合は7割に達する。国内で長雨により飲料やアイスクリームなどの売れ行きに懸念が出るなか、海外で安定的に稼ぐキッコーマンに好感が持たれたようだ。

味の素ヤクルト本社なども海外事業の利益の比率が高いが、北米などで日本食の事業が安定的に推移するキッコーマンとは異なり、上値の重い展開が続いている。

キッコーマンの株価は2018年秋ごろに一時6800円まで上昇。「米中貿易摩擦の影響で原料となる大豆の相場が下がったことに好感が持たれた」(藤原氏)。その後は下がり続け、今年5月末の4400円台を底に上昇基調が続く。

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