/

ポスコ、4~6月15%減益 原料価格上昇響く

ポスコが韓国南東部の浦項(ポハン)で操業する製鉄所

【ソウル=山田健一】韓国鉄鋼最大手ポスコが23日発表した2019年4~6月期連結決算は、営業利益が1兆686億ウォン(約980億円)と前年同期に比べ15%減少した。鉄鉱石など原材料価格の上昇が響いた。田重先(チョン・ジュンソン)副社長は「景気の先行きを慎重にみる顧客が増え、コスト増要因の一部しか製品価格に転嫁できない」と強調した。

4~6月期の売上高は16兆3213億ウォンと前年同期比1%増えた。生産設備の定期補修に伴い、最終製品の生産量は885万トンと2%減ったが、標準的な炭素鋼の販売価格が若干上昇したことが寄与した。粗鋼生産量は1%増の944万トン。

ポスコ本体の営業利益(単独ベース)は7243億ウォン。前の四半期(1~3月期)との比較で鉄鋼製品の販売価格の上昇が約1550億ウォンの増益要因となる一方、原料価格の上昇と製品販売の減少が約1720億ウォンの減益要因となった。販売管理費などその他の費用もかさんだ。

23日、アナリストとの電話会議に参加した田氏は「米中貿易戦争が長引き、世界景気が停滞傾向にある」と指摘した。「中国鉄鋼メーカーの余剰設備削減という追い風はあるが、製品価格の上昇には時間がかかる」との見通しを示した。

その上で鉄鋼需要について「自動車や造船業界の引きが弱い」と説明した。22日発表の4~6月期決算が3割増益だった韓国の現代自動車は「19年後半も回復基調を維持したい」とするが、ポスコの説明からは不透明感も漂っている。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン