ZMP、新自動運転車両を開発 低速で人の移動を支援

2019/7/23 13:50
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自動運転技術開発のZMP(東京・文京)は23日、1人乗り用の自動運転電動車両「ロボカーウォーク」を開発したと発表した。自社で開発している宅配ロボットのノウハウを生かし、移動が不自由な人向けに低速で自動走行する。商用化は2020年春ごろに私有地内で、21年に公道での実現を目指している。

高齢者や移動が不自由な人の利用を想定し、最高時速は6キロメートル。搭載される自動運転技術は限定された条件下での完全自動運転を実現する「レベル4」に相当する。同社が開発した宅配ロボットと同じ自動運転プラットフォームを活用した。

空港のグラウンドスタッフらが客の車椅子を押して回ることが多いという声や、歩行が難しい高齢者らの声などをきっかけに考案した。発表会で上映した映像では空港内の行きたい場所を指定すると自動でその場所へ連れて行ってくれる様子を紹介。途中で行き先を変更することも可能だ。

谷口恒社長は「電動車椅子などでもない新しい移動パートナーとして提案したい」と述べた。車両の足元にはドアをつけ安全性を高め、座席スペースも余裕を持たせる。

ZMPは自動運転を巡って、これまで空港の駐機場とターミナルビル間の小型電動バスや、都心の大手町~六本木間でのタクシーサービスなどの実験を行ってきた。将来はさまざまな車両を連携し、複数の交通手段を組み合わせてルートを提示する「MaaS」の実現にもつなげたい考えだ。

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