2019年8月25日(日)

ジョンソン氏優位、英首相選び 3つのポイント

英EU離脱
3ポイントまとめ
2019/7/23 12:09
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英保守党党首選で優位のジョンソン前外相=ロイター

英保守党党首選で優位のジョンソン前外相=ロイター

英国の与党・保守党は退任を表明したメイ首相の後任を選ぶ党首選の決選投票の結果を日本時間の23日夜に発表する予定です。各種世論調査では知名度が高いジョンソン前外相がハント外相を引き離して優位に立っています。ただ党内からは早くもジョンソン氏の首相就任に反発する声もあがっています。

(1)党首選になったのは、なぜ?

メイ首相が5月24日に与党・保守党の党首を辞任し、新党首が決まり次第、首相の座も譲ると表明したためです。欧州連合(EU)離脱を巡り意見が大きく分かれる英政界の調整に苦しみ、当初予定の3月末に離脱を実現できなかった責任を取りました。退任声明では「離脱できなかったのはとても悔しい」と涙も見せました。

【関連記事】メイ英首相、辞任を表明 EU離脱混迷で引責

(2)なぜジョンソン氏が優位なのか?

メイ政権での離脱協議の混迷を受けて、4月以降、保守党の支持率は急落しました。実際に5月の英統一地方選や欧州議会選では歴史的な大敗を喫しました。党首選には10人の議員が立候補しましたが、投票権を持つ保守党議員や英各地の保守党員は、早期のEU離脱を掲げるジョンソン氏に党勢回復を賭けようとしています。

【関連記事】英与党党首選「合意なし」容認争点 来月に決選投票、ジョンソン氏優勢

(3)ジョンソン氏への反発の理由は?

保守党関係者はEU離脱派が多いとはいえ、EU残留派やEUとの関係を維持した離脱を求める議員もいます。ジョンソン氏は経済に混乱を及ぼしかねないEUとの「合意なき離脱」も辞さない構えを見せており、保守党議員の一部や市場が懸念を示している状況です。ジョンソン政権が発足しても波乱含みとなりそうです。

【関連記事】英ポンド2年ぶり安値圏 「合意なし」に備え 党内に反ジョンソンの動き

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