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アップル、インテルと通信半導体の買収交渉 米紙報道

アップルはインテルから知財と人材を引き継ぐことで通信半導体の自社開発を続ける狙いとみられる

【シリコンバレー=白石武志、佐藤浩実】米アップルが米インテルからスマートフォン向け通信半導体事業を買い取る交渉を進めていることが22日、明らかになった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。買収額は10億ドル(約1100億円)超になるという。アップルは、高速通信規格「5G」への対応を断念し撤退を決めたインテルから知的財産や人材を取り込むことで、通信半導体の自社開発を続ける狙いとみられる。

アップルは米通信半導体大手クアルコムへの依存を避けるため、主力の「iPhone」について2016年から同社に加え、インテルからも通信半導体の供給を受けてきた。ただ、インテルはパソコンやデータセンター向けの半導体を主力としており、スマホ分野ではアップル以外の有力な顧客企業を獲得できず収益は低迷していた。

アップルは今年4月、17年から続いていたスマホの特許を巡るクアルコムとの知的財産紛争で全面和解し、20年をメドに発売するiPhone向けに5Gに対応する通信半導体の供給を受けることで合意した。両社が和解を発表した数時間後に、インテルは5Gスマホ向けの通信半導体の開発から撤退すると表明していた。

アップルは5G対応で韓国や中国のスマートフォンメーカーに出遅れており、当面はこの分野で強みを持つクアルコムから通信半導体を調達して挽回を図る方針だ。ただ、現行の4G対応の通信半導体事業を含めてインテルから事業を買い取ることで、将来的に通信半導体を自社開発する選択肢を残す考えとみられる。

WSJはアップルとインテルの交渉は詰めの段階を迎えており、来週中にも合意するとしている。日本経済新聞の取材に対し、インテルはコメントを避けた。アップルからのコメントは得られていない。

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