コンチネンタル、業績予想下方修正 自動車生産鈍く

2019/7/23 5:07
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【フランクフルト=深尾幸生】自動車部品世界2位の独コンチネンタルは22日、2019年12月通期の業績見通しを下方修正した。前提となる19年の世界の自動車生産見通しを前年比5%減と見直したため。5月時点では前年比横ばいとみていた。欧州や中国の自動車生産が回復しておらず、自動車業界で業績予想の下方修正が相次ぐ可能性がある。

コンチネンタルの本社(独ハノーバー)

コンチネンタルは今期の売上高見通しを440億~450億ユーロ(約5兆3200億~5兆4400億円)に下げた。従来予想は450億~470億ユーロだった。売上高営業利益率に相当する調整後の売上高EBIT(利払い・税引き前利益)率は7~7.5%に引き下げた。従来予想は8~9%だった。

ウォルフガング・シェーファー最高財務責任者(CFO)は声明で「19年後半については以前より悲観的だ。欧州と米国、とりわけ中国の自動車生産の下降トレンドが続いている」と述べた。

自動車部品大手ではエアバッグ大手のオートリブ(スウェーデン)も19日に業績見通しを下方修正した。19年12月期の既存事業売上高の成長率見通しを従来の前年比5%増から1~3%増に引き下げた。ミカエル・ブラット社長は「いまのところ自動車の需要が上向く兆しは全くない」と指摘した。

オートリブは4~6月期に直接雇用の約1200人を削減し、間接雇用の削減にも着手した。19年の世界の自動車生産は2年連続で前年割れする可能性が高まっており、自動車大手や自動車部品メーカーの間で人員削減などのリストラが広がりそうだ。

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