米への不法移民36%減、メキシコの警備強化で

2019/7/23 4:15
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メキシコは国境付近で警備を強化している(メキシコ北西部ティフアナ)=ロイター

メキシコは国境付近で警備を強化している(メキシコ北西部ティフアナ)=ロイター

【ニューヨーク=丸山修一】メキシコのエブラルド外相は22日の定例記者会見で、メキシコを経由して米国に入る不法移民が直近の45日間で36%減少したことを明らかにした。治安部隊などを大量に投入して警備に当たらせている成果が出ているとしており、米からの追加関税の発動回避に自信を示した。21日に会談したポンペオ米国務長官にも説明したという。

エブラルド氏によると、米国に不法移民対策の実行を約束した6月7日時点で1日当たり4千人近い不法移民がメキシコ経由で米国入りしていた。直近では対策の成果が出て同2500人程度まで減ってきたという。ポンペオ氏もメキシコの対応を評価しており、エブラルド氏は今後も警備を続けて不法移民の減少傾向を確実なものにしたいと話した。

米国への不法移民問題では、難民申請を希望する移民がメキシコで待機したまま手続きを進めるよう米国が要求する可能性が取り沙汰される。この点に関し、エブラルド氏は引き続き受け入れられないとの姿勢を強調した。エブラルド氏によると21日のポンペオ氏との会談では、移民の待機に関して話し合いはなかったとしている。

トランプ米大統領は5月に不法移民対策が不十分だとして、メキシコからの全輸入品目に追加関税を課すと発表した。メキシコは6月7日に米国との間で、メキシコへの追加関税を無期延期にする代わりに米国へ流入する不法移民を減らす対策をとることで合意した。メキシコは2万人以上の治安部隊を南北国境に配置し、不法移民の取り締まりを強化している。

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