マイクロソフト、AI研究企業に1100億円投資

ネット・IT
北米
2019/7/23 3:31
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【シリコンバレー=佐藤浩実】米マイクロソフトは22日、スタートアップ企業の養成機関として知られるYコンビネーターの会長が代表を務める人工知能(AI)の研究企業「オープンAI」に10億ドル(約1100億円)を投資すると発表した。AIの演算処理に必要な技術を共同で開発し、人の脳の働きを模した「汎用人工知能(AGI)」の研究に役立てる。

マイクロソフトのナデラCEO(右)と、Yコンビネーター会長のアルトマン氏

両者は複数年の協業契約を締結した。オープンAIが利用する大規模なコンピューティング基盤をマイクロソフトが構築する。翻訳やロボット制御といった特定用途のAIではなく、気候変動やヘルスケアといった広範な課題解決に活用できる汎用的なAIの開発を目指す。マイクロソフトはオープンAIの技術を商用化する際に、優先的に協業する権利を得る。

オープンAIには約100人の研究者がいる。2015年にYコンビネーター現会長で投資家のサム・アルトマン氏やリンクトイン創業者のリード・ホフマン氏、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)らが共同で創設した。

意見の相違からマスク氏が離脱し、組織形態もNPOから営利企業に変更した。最近ではビデオゲーム「Dota2」の大会で同社の開発したAIがプロ選手に勝利して話題になった。

マイクロソフトにとっては汎用人工知能に必要なコンピューティング基盤の構築に取り組むことで、アマゾン・ドット・コムやグーグルなどと競うクラウド基盤の技術力を高める狙いもある。

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