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大本、攻めて5位 「前半通用した」 世界水泳

【光州(韓国)=堀部遥】水泳の世界選手権第11日は22日、韓国・光州で行われ、競泳の女子200メートル個人メドレー決勝で大本里佳(イトマンSS)が2分9秒32で5位となった。前回銀メダルの大橋悠依(イトマン東進)は失格。カティンカ・ホッスー(ハンガリー)が4連覇を果たした。男子100メートル平泳ぎ決勝の小関也朱篤(ミキハウス)は58秒93で前回大会に続き4位。世界記録保持者のアダム・ピーティ(英国)が3連覇した。

女子200メートル個人メドレーで5位となった大本(22日、光州)=山本博文撮影

メダルにはわずかに届かなかったが、爪痕は残した。「体が勝手に動いた」と大本は強みを生かして序盤から積極的に飛ばし、100メートルまでレースの先導役に。終盤はばてて次々と差されたものの、「前半は通用した。ある程度戦えた」。世界デビュー戦を上々で終え、表情は晴れ晴れだ。

強豪と競り合うスピードを支えたのは力強いストローク。ただ、数年前までは懸垂や腕立て伏せが全くできず、パワーとは無縁の選手だった。当時は「メニューの意味も分からず、やらされるがままに練習していた」と大本。2014年に一度は代表入りを果たすも、その後は国際舞台から遠のき、目標の東京五輪出場は絵空事にも思えた。

「伸びしろいっぱいにも捉えられるが、僕からすれば手遅れにも見えた」。16年春から指導にあたる堀之内徹コーチは当時の印象を振り返る。コーチ就任後、あえて着手したのは基本的な練習メニューやウエートトレーニング。「2年はベストは出ないよ」とさとし、地道なフォーム改善や筋力アップを続けてきた。

師の言葉通り約3年の雌伏の時を経て、今季は能力が大きく開花。大会ごとに自己ベストを更新し、快進撃を続ける。

「自己ベストを出せば確実にメダルが取れた」と大本は悔やむ。だが、力をためつつ勝負どころの終盤で爆発できるホッスーら実力者とは、戦い方にまだ差がある。「決勝でタイムを上げるのは難しい。それができた選手が表彰台に乗れると分かった」。来夏の本番へ、手合わせとしては十分なレースだったに違いない。

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