2019年8月18日(日)

群馬県知事に山本氏初当選 豊富な経験、発信力に期待

政治
北関東・信越
2019/7/22 18:44
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21日に投開票された群馬県知事選で、新人で元沖縄北方担当相の山本一太氏(61)が、同じく新人で元全群馬教職員組合執行委員長の石田清人氏(62)を破って初当選した。大沢正明知事(73)の引退に伴い、新たな県政が始動する。豊富な議員経験を生かした発信力に期待がかかる中、高崎市の大型コンベンション施設の運営など託された課題も大きい。

群馬県知事に初当選した山本一太氏(21日、前橋市)

21日午後8時すぎ、前橋市の選挙事務所に当選確実との一報が入ると、山本氏は支持者らに祝福を受けた。本人は表情を崩さず「浮かれた気持ちは一切無い。政策を実現し、県民の幸福度を上げるためには数々のハードルを超えていかなければならない」と気を引き締めた。

1995年に参院議員に初当選した山本氏は、選挙戦で4期24年間の議員経験をアピール。県内全土に選挙対策支部を張り巡らせ、県内主要団体の支持を早々に固めた。

自身が出演して群馬の観光地や名産を紹介する動画を制作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信。ギターの弾き語りも披露し、政治に関心が薄い層へも支持を訴えた。「遊説への反応はこれまでの選挙で最も良く、県民の期待を感じた」と手応えを語った。

県内経営者の期待も大きい。農産物の直売を手掛けるファームドゥ(前橋市)の岩井雅之社長は「IT(情報技術)の活用を含め、新しい感覚を持っている」と印象を語る。システム開発、クライム(高崎市)の金井修社長は「県内メディアとの連携が深まり、群馬のIT化が進むことを期待したい」と話す。

今後の県政で課題となるのが、高崎市で建設が進むコンベンション施設「Gメッセ群馬」の運営だ。山本氏は「経営コンサルタントや音楽プロモーターに意見を聞いたところ、厳しい声が多い」と明かす。

施設は大沢知事が人口減少対策の一つとして建設を進め、2020年春の開業を予定する。山本氏は「県内経済活性化のため、あらゆる知恵を使って活用法を考えていかなければならない」と話している。

(前橋支局 木村祐太)

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