れいわとN国「政党」に 諸派が議席、現行制度初

2019/7/22 19:00
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21日投開票の参院選で、れいわ新選組(れいわ)とNHKから国民を守る党(N国)の両政治団体が、公職選挙法と政党助成法上の政党要件を満たした。政党要件がない諸派が比例代表の議席を得たのは2001年に非拘束名簿式を導入して以降、現行制度では初めてだ。政治活動の幅が広がり政党交付金も受け取れるようになる。

法律上、政党として認められるには現職国会議員が5人以上いるか、国政選挙で比例か全国の選挙区合計の得票率でいずれか2%以上となるといった条件を満たす必要がある。

比例で2議席を獲得したれいわは比例での得票率が、比例で1議席のN国は選挙区合計の得票率がそれぞれ2%を上回った。政党要件を満たしたことで今後、衆院選で小選挙区と比例の重複立候補が可能となるなどのメリットも得られる。

両党には他の野党も動向を注目する。国民民主党の玉木雄一郎代表は22日、記者団に「れいわ代表の山本太郎氏とは同じ会派のメンバーだった。今後の方向性や政策について率直に意見交換したい」と述べた。N国には「どういう主張をしているか改めて確認したい」と語った。

れいわについては共産党の志位和夫委員長が22日の記者会見で「共通している方向を掲げている。協力関係を強めたい」と強調した。社民党の又市征治党首も「野党共闘を呼びかけていきたい」と話した。

れいわからALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の船後靖彦氏と重度障害者の木村英子氏が当選したことで、国会内のバリアフリー対応も課題となりそうだ。

れいわは消費税廃止や奨学金の返済免除などを掲げる。N国は受信料を支払った人だけNHKを視聴できるスクランブル放送の実現を主張する。

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