アスクル、ヤフーの説明に反論 両社の対立激化

2019/7/22 19:30
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個人向けネット通販などを巡ってアスクルとヤフーが対立している問題でアスクルは22日、ヤフーへの反論を公表した。ヤフーはアスクルの個人向けネット通販「LOHACO(ロハコ)」について「譲渡する考えがあるか(アスクルに)伺ったにすぎない」と発表していたが、アスクルは「ヤフーが主体的にロハコ移管を画策している」と反論した。両社の対立が激しさを増している。

ヤフーは18日、ロハコについて「アスクルの第2位株主のプラス(東京・港)の今泉公二社長が切り離しを再三主張しており、(ヤフーは)アスクルが譲渡する考えがあるのかを伺ったにすぎない」と発表していた。この見解に対し、アスクルは22日、ホームページで「明らかに虚偽だと認識している」と反論した。

アスクルによると、ロハコを巡っては、18年秋にヤフーから同社への譲渡の可能性を含めた相談依頼があったという。19年1月にはヤフーがアスクルに対し、ロハコ譲渡の可能性について具体的に書面で回答するよう求めてきたとしている。一連のやり取りを踏まえ、アスクルは、ヤフーが主体的にロハコの移管を画策していると主張した。

アスクルの筆頭株主のヤフーは22日、アスクルの反論に対して「先日(18日)発表した内容から変更はない」とコメントした。ヤフーは8月2日のアスクルの株主総会で、同社の岩田彰一郎社長の再任に反対する方針だ。アスクルに約11%出資するプラスも、ヤフーに賛同する意向を示す。

アスクルはヤフーに、資本・業務提携の解消を求めている。ヤフーは「協議は不要」との立場だが、アスクルは取締役会の議論を無視して社長退陣を求めるのは「資本の論理を振りかざす暴論」としている。

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