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高齢運転者による死亡事故、3割が操作ミス原因

警察庁が2019年上半期(1~6月)に発生した交通死亡事故を分析したところ、75歳以上のドライバーによる事故の34%はハンドルやブレーキの操作ミスが原因だったことが分かった。この割合は75歳未満の3倍で、加齢による認知機能や運転技術の衰えが背景にあるとみられる。高齢ドライバーによる死亡事故は全体の14%を占め、高い水準が続いている。

高齢ドライバーによる事故の多発を受け、政府は6月に決めた緊急対策に、操作ミスを防ぐ機能を持つ自動車に限って運転を認める高齢者向け限定免許の創設を盛り込んだ。東京都は7月末から、ペダルの踏み間違いによる急発進を防止する装置の購入にかかる費用の9割を補助する。

バイクや原付きを除き、高齢ドライバーの事故原因を分析したのは今回が初めて。上半期に発生した149件のうちハンドル操作の誤り(23件)、アクセルとブレーキの踏み間違い(17件)などを合わせた操作ミスは50件で、原因別では最多だった。

その他の原因は漫然運転などの不注意が29件(19%)、左右の確認をしないなどの安全不確認が22件(15%)で続いた。75歳未満のドライバーの事故原因で最も多いのは漫然運転などの不注意(27%)で、操作ミスは12%だった。

上半期に発生した交通死亡事故は1223件(前年同期比189件減)、死者数は1418人(同185人減)でいずれも減少。死者数は統計の残る1956年以降の最少を更新した。全体のうち高齢ドライバーによる死亡事故は172件(同50件減)、割合は14%(同2ポイント減)と微減だった。

日本は欧米と比べ、歩行者が絡む死亡事故が多いとされ、上半期の事故でも死者のうち501人が歩行者で、35%を占めた。歩行中や自転車に乗っていて事故死した人の6割に、信号無視などの法令違反が認められたという。警察庁の担当者は「死亡事故を減らすためには、歩行者や自転車に乗る人の安全意識の向上も重要だ」と話した。

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