2019年8月18日(日)

野党共闘に課題浮き彫り 国民民主に不満も

参院選2019
政治
2019/7/22 11:30
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参院選の結果を受け、野党共闘を巡る立憲民主党と国民民主党の認識にずれが見えている。議席を伸ばした立民は同党主導の共闘に効果を見いだしている一方、国民民主には不満の声がくすぶっている。国民民主の榛葉賀津也参院幹事長が立民のたてた新人を破った静岡選挙区(改選定数2)の経緯などでしこりも残った。

今回の野党共闘では32ある改選定数1の1人区は野党が10勝22敗と、2016年の前回参院選(11勝21敗)並みの結果を得た。

立民の枝野幸男代表は21日夜の記者会見で、1人区での候補一本化に関して「3年前と比較して、最大限の力を発揮できる方向に大きく前進した」と述べた。次期衆院選に向け「野党第1党の責任として政権の選択肢を有権者に示し、選択してもらう」と力説した。

福山哲郎幹事長もNHK番組で、野党共闘について「衆院選に向けてしっかりリーダーシップを発揮しながらまとめていきたい」と語った。

国民民主の玉木雄一郎代表は記者会見で1人区の共闘を評価しつつ、静岡選挙区は「良い気持ちにはならない」と不快感を示した。「バラバラな野党では受け皿になれない。政権交代を目指すなら野党が大きな固まりにならないといけない」と指摘した。

参院会派ベースで1議席だった立民と国民民主の差はさらに開いた。立民が改選9議席を17議席に伸ばした半面、国民民主は改選8議席を下回り6議席となった。

岩手や山形などの1人区で無所属で当選した新人は国民民主が擁立を主導した経緯がある。同党はこうした系列候補を参院会派に受け入れ、勢力で拡大を図る構えだ。参院国民民主には「立民が他党の推薦・支援に消極的」(関係者)として、立民への不満が強まっている。今後は「対決より解決」の独自路線を強める可能性がある。

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