2019年8月20日(火)

その他スポーツ

9秒台の小池 研究熱心、加速度的な成長

Tokyo2020
2019/7/21 13:14
保存
共有
印刷
その他

陸上ダイヤモンドリーグ第10戦の男子100メートル決勝で、日本歴代2位に並ぶ9秒98をマークして4位に入った小池祐貴(左)=共同

陸上ダイヤモンドリーグ第10戦の男子100メートル決勝で、日本歴代2位に並ぶ9秒98をマークして4位に入った小池祐貴(左)=共同

昨年の自己ベストは10秒17。100分の1秒を争う世界で今季持ちタイムを大幅に更新してきた。そして最高峰シリーズ「ダイヤモンドリーグ」で刻まれた日本人3人目の9秒台。海外勢と並んでも堂々としていた小池祐貴の加速度的な成長は、その走り同様、目を見張るものがある。

【関連記事】小池が9秒98、日本人3人目の9秒台

他の選手の映像をよく分析し、「とにかく統計的にいろいろ見て共通点を探す」研究熱心な一面を持つ。前半型と後半型のスタートを見比べて参考にすることも。6月の欧州遠征では今季世界最高の9秒81を持つコールマン(米国)と走り、世界トップクラスの速さを間近で体感、経験値を上げた。

日本選手権は短距離2種目でサニブラウン・ハキーム(米フロリダ大)に敗れたが、「1本前のレースの悪いところを次に生かしていけている。ちょっとずつ成長できている」と前向きに捉えていた。

高校時代はいつも同学年の桐生祥秀の陰に隠れ、慶大時代は自己流で限界まで追い込み、故障に悩んだ。2年前から男子走り幅跳び元日本記録保持者の臼井淳一氏に師事。客観的な目で見てもらうことで歯車が好転し始めた。いまでは後半の強さが小池の魅力だ。

これまで昨夏のアジア大会を制した200メートルを主戦場としてきた。今季100メートルに積極的に挑んできたのもスプリント力を磨くため。「(100メートルは)スペシャリストには劣る。サブ種目という意識は抜けない」とも語っていたが一気に飛躍。進境著しく、どちらでも世界と戦える素質を開花させた。

冷静で浮つくことがない24歳は、常に今できるベストを出すことに集中する。その積み重ねがスプリンターとしての可能性をどんどん広げていく。

(渡辺岳史)

保存
共有
印刷
その他

五輪関連コラム

電子版トップスポーツトップ

その他スポーツ 一覧

NBAプレーヤーの八村(左)と渡辺雄。2人に帰化選手のファジーカスを加えたチームは代表史上最強と呼び声が高い=共同


 バスケットボール男子のワールドカップ(W杯)が31日、中国で開幕する。13年ぶり出場の日本の中心となるのは、米プロNBAウィザーズの八村、帰化選手のファジーカス(川崎)、昨季グリズリーズからNBAデ …続き (11:30)

女子200メートル背泳ぎ決勝 2分10秒96で優勝し、100メートルとの2冠を果たした武南・酒井夏海(19日、熊本市総合屋内プール)=共同

 全国高校総合体育大会(インターハイ)第23日は19日、熊本市総合屋内プールなどで行われ、競泳女子200メートル背泳ぎは2016年リオデジャネイロ五輪代表の酒井夏海(埼玉・武南)が2分10秒96で制し …続き (0:11)

IOCは選手の暑さ対策で「暑熱順化」「身体冷却」「水分補給」を呼び掛ける(ビーチバレー東京五輪テスト大会の日本ペア)=共同

 【ジュネーブ=共同】2020年東京五輪で懸念される暑さ対策で、国際オリンピック委員会(IOC)が選手の不安を取り除く予防策を紹介している。このほど公表された手引書のタイトルは「BEAT The HE …続き (19日 21:35)

ハイライト・スポーツ

[PR]

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。