2019年8月24日(土)

その他スポーツ

9秒台の小池 研究熱心、加速度的な成長

Tokyo2020
2019/7/21 13:14
保存
共有
印刷
その他

陸上ダイヤモンドリーグ第10戦の男子100メートル決勝で、日本歴代2位に並ぶ9秒98をマークして4位に入った小池祐貴(左)=共同

陸上ダイヤモンドリーグ第10戦の男子100メートル決勝で、日本歴代2位に並ぶ9秒98をマークして4位に入った小池祐貴(左)=共同

昨年の自己ベストは10秒17。100分の1秒を争う世界で今季持ちタイムを大幅に更新してきた。そして最高峰シリーズ「ダイヤモンドリーグ」で刻まれた日本人3人目の9秒台。海外勢と並んでも堂々としていた小池祐貴の加速度的な成長は、その走り同様、目を見張るものがある。

【関連記事】小池が9秒98、日本人3人目の9秒台

他の選手の映像をよく分析し、「とにかく統計的にいろいろ見て共通点を探す」研究熱心な一面を持つ。前半型と後半型のスタートを見比べて参考にすることも。6月の欧州遠征では今季世界最高の9秒81を持つコールマン(米国)と走り、世界トップクラスの速さを間近で体感、経験値を上げた。

日本選手権は短距離2種目でサニブラウン・ハキーム(米フロリダ大)に敗れたが、「1本前のレースの悪いところを次に生かしていけている。ちょっとずつ成長できている」と前向きに捉えていた。

高校時代はいつも同学年の桐生祥秀の陰に隠れ、慶大時代は自己流で限界まで追い込み、故障に悩んだ。2年前から男子走り幅跳び元日本記録保持者の臼井淳一氏に師事。客観的な目で見てもらうことで歯車が好転し始めた。いまでは後半の強さが小池の魅力だ。

これまで昨夏のアジア大会を制した200メートルを主戦場としてきた。今季100メートルに積極的に挑んできたのもスプリント力を磨くため。「(100メートルは)スペシャリストには劣る。サブ種目という意識は抜けない」とも語っていたが一気に飛躍。進境著しく、どちらでも世界と戦える素質を開花させた。

冷静で浮つくことがない24歳は、常に今できるベストを出すことに集中する。その積み重ねがスプリンターとしての可能性をどんどん広げていく。

(渡辺岳史)

保存
共有
印刷
その他

五輪関連コラム

電子版トップスポーツトップ

その他スポーツ 一覧

 東京五輪・パラリンピックの開幕まで一年を切った。メダルの期待がかかるのが、日本の「新お家芸」バドミントンだ。男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)は相手を翻弄するネット技や強固な守備など類いまれな …続き (6:00)

混合ダブルス準々決勝 マレーシアのペアに勝利した渡辺(左)、東野組(23日、バーゼル)=共同

 【バーゼル(スイス)=共同】バドミントンの世界選手権第5日は23日、スイスのバーゼルで各種目の準々決勝が行われ、混合ダブルスで第3シードの渡辺勇大、東野有紗組(日本ユニシス)が第5シードのチャン・ペ …続き (1:30)

 【セゲド(ハンガリー)=共同】東京五輪予選を兼ねたカヌー・スプリントの世界選手権第3日は23日、ハンガリーのセゲドで行われ、女子カナディアンシングル200メートルの桐明輝子(福井県スポーツ協会)は準 …続き (1:29)

ハイライト・スポーツ

[PR]

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。