2019年9月18日(水)

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9秒台の小池 研究熱心、加速度的な成長

Tokyo2020
2019/7/21 13:14
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陸上ダイヤモンドリーグ第10戦の男子100メートル決勝で、日本歴代2位に並ぶ9秒98をマークして4位に入った小池祐貴(左)=共同

陸上ダイヤモンドリーグ第10戦の男子100メートル決勝で、日本歴代2位に並ぶ9秒98をマークして4位に入った小池祐貴(左)=共同

昨年の自己ベストは10秒17。100分の1秒を争う世界で今季持ちタイムを大幅に更新してきた。そして最高峰シリーズ「ダイヤモンドリーグ」で刻まれた日本人3人目の9秒台。海外勢と並んでも堂々としていた小池祐貴の加速度的な成長は、その走り同様、目を見張るものがある。

【関連記事】小池が9秒98、日本人3人目の9秒台

他の選手の映像をよく分析し、「とにかく統計的にいろいろ見て共通点を探す」研究熱心な一面を持つ。前半型と後半型のスタートを見比べて参考にすることも。6月の欧州遠征では今季世界最高の9秒81を持つコールマン(米国)と走り、世界トップクラスの速さを間近で体感、経験値を上げた。

日本選手権は短距離2種目でサニブラウン・ハキーム(米フロリダ大)に敗れたが、「1本前のレースの悪いところを次に生かしていけている。ちょっとずつ成長できている」と前向きに捉えていた。

高校時代はいつも同学年の桐生祥秀の陰に隠れ、慶大時代は自己流で限界まで追い込み、故障に悩んだ。2年前から男子走り幅跳び元日本記録保持者の臼井淳一氏に師事。客観的な目で見てもらうことで歯車が好転し始めた。いまでは後半の強さが小池の魅力だ。

これまで昨夏のアジア大会を制した200メートルを主戦場としてきた。今季100メートルに積極的に挑んできたのもスプリント力を磨くため。「(100メートルは)スペシャリストには劣る。サブ種目という意識は抜けない」とも語っていたが一気に飛躍。進境著しく、どちらでも世界と戦える素質を開花させた。

冷静で浮つくことがない24歳は、常に今できるベストを出すことに集中する。その積み重ねがスプリンターとしての可能性をどんどん広げていく。

(渡辺岳史)

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