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鶴竜、会心の相撲で7場所ぶり賜杯王手 白鵬は2敗

2019/7/20 23:45
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雨降って地は固まったのか。初顔の平幕にあっけなく屈してから一夜、鶴竜が目の覚めるような相撲を取った。

【白鵬2敗目、鶴竜1敗守る 名古屋場所14日目】

鶴竜(左)が寄り切りで御嶽海を下す=共同

鶴竜(左)が寄り切りで御嶽海を下す=共同

鋭い踏み込みで御嶽海ののど輪をものともしない。右を差すと左の上手もがっちり引いて、力強く寄り切った。過去6勝5敗の難敵を問題にしなかった。

前日は頭を下げすぎてはたかれた。「反省を生かしてしっかり見ていこうと。もう一度初日の気持ちでいった」と鶴竜。崩れ出すと踏ん張りがきかないことも多い横綱だが、今場所は負けを引きずらず、糧にした。

勝ち残りの土俵下で見守った結びの一番、白鵬が敗れて優勝争いは再び星の差ひとつに。場所前の稽古で腰を痛め、不安とともに臨んだ名古屋で7場所ぶりの賜杯が手の届くところにきた。

千秋楽の白鵬戦に向け「ここまできたら肩の力を抜いて集中するだけ」。過去の対戦成績は7勝41敗と大きく負け越しているが、八角理事長(元横綱北勝海)は「優勝したい気持ちは鶴竜の方が強いように思う。白鵬は2番取る気力があるかどうか」とみる。

この日の相撲をみる限り、気力でも優位は鶴竜。本割で決めそうな雰囲気だ。

(吉野浩一郎)

白鵬が寄り切りで琴奨菊に敗れる=共同

白鵬が寄り切りで琴奨菊に敗れる=共同

鶴竜が1敗を守った直後、白鵬が覇気なく2敗に後退した。過去56勝6敗と圧倒してきた琴奨菊にあっさりもろ差しを許すと、なすすべなく土俵を割った。

支度部屋で「立ち合いの当たりが弱かったのでは?」と聞かれた白鵬は「まぁ、そうだねぇ」。その後の展開についても「見ての通り」と言葉少な。語りようのない相撲ではあった。

土俵下の藤島審判長(元大関武双山)は「(重圧は)なかったでしょ。まだチャンスはあると思うけど、明日はどういう相撲を取るのかな」と話した。

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