日本固有の淡水魚、絶滅危機に レッドリスト最新版

2019/7/20 12:10
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国際自然保護連合(IUCN)は19日までに、世界の絶滅危惧種を集めたレッドリストの最新版を公表した。日本固有の淡水魚の多くが新たに絶滅危惧種と評価され、京都府・丹後半島の川にすむタンゴスジシマドジョウなど3種は、3段階ある絶滅危惧種の最も深刻なランクに指定された。

ウラウチイソハゼ(大阪市立自然史博物館の鈴木寿之・外来研究員提供)=共同

他の2種は沖縄県・西表島の川にすむウラウチイソハゼと、長崎県・五島列島の福江島に分布するドウクツミミズハゼ。

IUCNは、ダムや堤防の建設で河川の自然環境が変わったほか、農業や都市部からの汚染で日本の淡水魚の生息が危ぶまれていると指摘。外来種に食べられたり、餌を奪われたりしていることも減少の要因に挙げた。

タナゴはこれまで絶滅する恐れが低い種と評価されていたが、今回の再評価で絶滅危惧種の3番目のランクに加わり、危険度が上がった。もともと生息していた秋田県・田沢湖では姿を消し、持ち込まれた山梨県・西湖で2010年に約70年ぶりに見つかったクニマスは、本来の生息地では絶滅した「野生絶滅」と判断した。

一方、アフリカのコートジボワールやガーナに生息するロロウェイモンキーなど霊長類7種が絶滅寸前に追いやられていることも判明。食料目当ての捕獲や、森林伐採による生息地の減少が要因とされ、アフリカ西部と中部の霊長類の約4割が絶滅危惧種となった。

〔共同〕

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