2019年8月20日(火)

中国「事実ゆがめるな」、ペンス発言に猛反発

2019/7/19 18:46
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【北京=羽田野主】ペンス米副大統領らトランプ政権の幹部が中国の新疆ウイグル自治区で暮らすウイグル族の拘束をやり玉に挙げていることについて、中国側は19日「事実をゆがめるな」(外務省)と猛反発した。

中国外務省の耿爽副報道局長(7月19日、北京)

ペンス氏は18日の演説で「新疆ウイグル自治区で中国共産党は100万人以上のウイグル族を含むイスラム教徒を強制収容施設に投獄している」と批判した。「北京は意図的にウイグル文化を抹殺し、イスラムの信仰を根絶しようとしている」と続けた。

ポンペオ米国務長官も「共産党は中国国民の生活や心情を支配しようとしている」と述べた。「現代における最悪の人権危機の一つが中国で起きている」とも語った。

これに対し中国外務省の耿爽副報道局長は19日の記者会見で、「宗教の自由に名を借りた内政干渉に強く反対する」と発言した。「新疆ウイグル自治区にあるのは職業訓練所で、ウイグル族らの生存権を最大限保障するための施設だ」と反論した。

中国が反発を強めるのは、習近平(シー・ジンピン)指導部が今年もっとも重視する10月1日の建国70周年を盤石の体制で迎えたいためだ。

すでに香港では中国本土への容疑者引き渡しを可能にする条例改正案が問題となり、大規模デモが起きた。中国に対する反発は台湾にも広がりつつある。習指導部はウイグルの独立運動の再燃に警戒を強めている。

トランプ米大統領は17日、宗教を理由に弾圧を受けて国外に逃れた外国人たちをホワイトハウスに招き、訴えに耳を傾けた。4人いる中国からの亡命者の一人としてウイグル族が出席した。

この4人についても中国共産党系メディアの環球時報は19日付の社説で「法輪功やチベット出身者、中国を分裂させようとした人物の娘らだ」と主張した。

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