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キャンプ用品、「お一人様」を狙え 快適テントなど

NIKKEI BUSINESS DAILY 日経産業新聞

1人で気軽にキャンプを楽しむ「ソロキャンパー」向けのテントが人気を集めている。アウトドア用品のクローバー(東京・渋谷)が売り出した1人用2.2キログラムの軽量テントが売れている。1人用だが寝室とリビングの2部屋があるビーズ(大阪府東大阪市)のテントも人気商品だ。自虐ネタで知られる芸人のヒロシさんが1人キャンプの楽しさを動画投稿サイトで紹介して話題となり、昨年あたりからブームが広がっている。

アウトドアブランドの「FIELDOOR(フィールドア)」を展開するクローバーは、1人用のドーム型テント「フィールドキャンプドーム100」(オープン価格)を2月に発売。想定を上回る売れ行きが続いているという。

フィールドアの1人用テントの使用イメージ

1人で楽しむソロキャンプや、バイクにテントや寝袋などを積み込んで移動するツーリングキャンプなどの需要を狙った。居室となるテント内は200センチメートル×100センチメートルの大きさ。1人で寝るには十分な空間を確保している。

収納時は18センチメートル×44センチメートルとコンパクトになり、重さも2.2キログラムと軽い。同社の先行モデルである幅が200センチメートル、300センチメートルの商品と比べても売れ行きがいい。

空間をたっぷり取ったソロキャンプ向けのテントもある。大阪が地盤のビーズはアウトドア用品ブランド「DOD(ディーオーディー)」から、1人用のツールームテント「カマボコテントソロTC」を売り出した。

室内を寝室とリビングの2つに分けて利用できるのが売り物だ。素材は頑丈で燃えにくい、ポリエステルとコットンの混紡生地を採用。テントの近くでたき火を楽しむケースなどに配慮した。参考価格は税別で4万3500円。

UZEN(ユゼン、東京・港)は重さがわずか947グラムの軽量テントを売り出す。新モデルの「スルーハイカー」で1人向き。少ない荷物で長距離を移動するライトバックパッカー向けに開発した。

雨よけ部分と内側のテントをつなげて一度に設営できる一体構造で、設営は数分でできる。持ち運び用の袋は余裕を持たせ、撤収する際にきっちりと畳まなくても収納できるようにした。税別4万9000円。

日本オートキャンプ協会(東京・新宿)によると、2018年のオートキャンプ参加人口は850万人だった。前年を1.2%上回り、6年連続でプラスとなった。

1990年前後のバブル期に第1次オートキャンプブームが起き、その頃に家族でキャンプを楽しんだ世代が第2次ブームの中心を担っている。平日に有給休暇を取って1人でキャンプを楽しむ中高年が増えつつあり、彼らはアウトドアグッズの購入意欲も旺盛だ。(企業報道部 友部温)

[日経産業新聞2019年7月17日付]

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