車いすも砂浜へ、お台場海水浴場、港区が8月
東京都港区は8月10~18日、お台場海浜公園を海水浴場にする期間限定のイベントを開く。砂浜にパラソルを置いたり浮輪を貸し出したりする。低圧のタイヤを備えたビーチ専用の車イスも用意し、幅広い人に楽しんでもらえるようにする。水辺を生かし、レジャーや観光での利用につなげる。

イベント「お台場プラージュ」は今回で2回目。期間中の午前11時~午後5時に開く。パリ市がセーヌ川で実施しているプラージュと連携して実施している。シャワー室や更衣室、休憩テントなどを仮設で置く。ビーチ専用車イスは砂浜を楽に動けるうえ、海に浮くので乗ったままで海水浴を楽しめる。
2020年の東京五輪・パラリンピックの機運醸成にもつなげる。期間中に会場で開かれるマラソンスイミングとトライアスロンのテストイベントと連携する。テストは早朝に開かれるなど、プラージュの利用客は実際には観戦はできないが、レーンなどが設置されていることから、五輪会場の雰囲気を味わってもらえるのではないかと港区はみている。