投票所858カ所減 自治体の人手不足で
参院選ライブ

参院選の投票所が減っている。総務省によると、今回の投票所は2016年の前回参院選より858カ所減り、4万7044カ所になる見通しだ。
減っている主な要因は人手不足だ。自治体の合併で市町村の職員が減った。高齢化で投票立会人を確保するのが難しくなった事情もある。有権者の投票機会が狭まることが懸念される。
01年と比べた増減率を都道府県別で見ると、最も減ったのは鳥取県の36.3%マイナス。最も増えたのは神奈川県の2.2%プラスだった。
投票時間を前倒しする投票所も増えている。公職選挙法は午前7時から午後8時に開くと規定するが、「特別の事情」があれば、終了時刻の4時間以内の繰り上げを認めている。
今回の選挙で午後8時より前に投票を終了する投票所は1万6622カ所で、全体の35%を占める。