2019年8月25日(日)

NY連銀総裁「利下げ迅速に」 景気悪化の兆候で

2019/7/19 10:53
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【ニューヨーク=宮本岳則】ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は18日の講演で、政策金利の水準がゼロに近い環境下では「景気悪化の最初のサインが出た時点で、速やかに利下げすべきだ」と述べ、金融緩和に前向きな姿勢を示した。金融市場では、早期に大幅な利下げを支持する発言と受け止められ、金融政策を反映しやすい米2年債利回りが下落し、米株式相場は上昇した。

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁=ロイター

同総裁は米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。講演のタイトルは「ゼロ金利近辺での生活」。冒頭で自身の妻から「子供にしてあげる最良のことは予防接種」と言われたと紹介した。

さらに長年、景気を冷やしも、ふかしもしない「中立金利」を研究した結果、ゼロ金利近辺では迅速に行動し、低金利を長期に保つことが重要との見解に達したという。「大惨事を待つより、早めに行動するほうが良い」とも述べた。

米連邦準備理事会(FRB)は7月30~31日にFOMCを開く。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が金利先物から算出する市場の利下げ予想確率によると、7月の会合で0.5%の引き下げを決める確率は18日に46%となり、前日比10ポイント超上昇した。「0.25%」の利下げ予想が多数派だが、ウィリアムズ氏の発言を受けて、より大幅な利下げに動くとの見方が増えた。

米メディアによると、ニューヨーク連銀の広報担当者は18日、ウィリアムズ総裁の講演について、20年間の研究に基づいた学術的なスピーチで、7月のFOMCでの政策決定に関するものでないとコメントした。

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