「合意なき離脱」ならGDP2%押し下げ 英予算局

英EU離脱
2019/7/19 0:22
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【ロンドン=佐竹実】英国の予算責任局は18日、欧州連合(EU)との協定を批准できないまま離脱する「合意なき離脱」になった場合、2020年末までに国内総生産(GDP)を2%押し下げるとの試算を公表した。輸出不振や投資減退が響く。税収の減少などにより英政府は年に300億ポンド(約4兆円)の借金が必要になるとした。

英国では「合意なき離脱」への危機感が強まっている=AP

英国は10月末にEUを離脱する。英与党・保守党の党首選は、合意なき離脱も辞さないとするボリス・ジョンソン氏がリードしており、23日に次の首相が決まる。政府とは独立した立場で経済予測や財政分析を担う予算責任局が、経済への悪影響を示して英政治をけん制したかたちだ。

予算責任局は、合意なき離脱となれば英国と大陸欧州との輸出が滞るほか、経済の不透明感が増して投資意欲が減退するとみている。離脱期限が10月末に延期されてからも英議会は混迷を続けており、3月時点よりも見通しを引き下げた。

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